唱題の時間を遍数に換算する方法
唱題の記録をつけていると、「いま何遍くらい唱えたのだろう」と気になることがあります。ところが、唱えながら数を数えるのは現実的ではありません。数えることに気を取られては本末転倒です。
そこで使うのが時間からの換算です。時計で計った分数さえ分かれば、遍数はあとから計算できます。
計算式はひとつだけ
遍数の出し方は、次の掛け算だけです。
遍数 = 唱えた分数 × 1分あたりの遍数
「1分あたりの遍数」を唱題速度と呼びます。たとえば唱題速度が56遍/分の人が30分唱えたなら、56 × 30 で約1680遍です。
自分の唱題速度はどれくらいか
唱題速度は人によって、また体調や場面によっても変わります。まずは目安から始めて構いません。
よく使われる目安は「3時間で10,000遍」です。これを1分あたりに直すと、10,000 ÷ 180分 = 約56遍/分になります。
ゆっくり丁寧に唱える方はこれより少なく、速い方は多くなります。40遍/分の人もいれば80遍/分の人もいて、どちらが良い悪いということはありません。換算のための数字にすぎないからです。
早見表
唱題速度を56遍/分としたときの目安です。
| 唱えた時間 | およその遍数 |
|---|---|
| 15分 | 840遍 |
| 30分 | 1,680遍 |
| 1時間 | 3,360遍 |
| 2時間 | 6,720遍 |
| 3時間 | 10,080遍 |
逆に、目標の遍数から時間を出す
「1万遍を唱えたい」というときは、割り算で必要な時間が出ます。
必要な分数 = 目標の遍数 ÷ 1分あたりの遍数
| 目標の遍数 | およその時間 |
|---|---|
| 10,000遍 | 2時間59分 |
| 30,000遍 | 8時間56分 |
| 50,000遍 | 14時間53分 |
| 100,000遍 | 29時間46分 |
| 1,000,000遍 | 297時間37分 |
100万遍という数字だけを見ると気が遠くなりますが、上の表のとおり300時間ほどです。1日30分なら1年半あまり、1日1時間ならその半分ほどで届く計算になります。ひと息に考えず、1日ぶんに割ってみると見当がつきます。
その場で計算する
数字を入れるだけで両方向に換算できるページを用意しています。ログインは要りません。
大切なこと:記録するのは「時間」
ここまで換算の話をしてきましたが、記録として残すべきなのは遍数ではなく時間です。理由は単純で、遍数は唱題速度を掛けた計算結果にすぎないからです。
あとから「自分はもう少し速かった」と気づいて唱題速度を直すと、遍数の表示は変わります。しかし時計で計った時間そのものは変わりません。時間で記録しておけば、速度を直したときに過去の記録もまとめて正しくなります。逆に遍数だけをメモしていると、あとから直しようがありません。
WEB唱題表が時間で記録する作りになっているのも、この理由からです。