1時間の唱題は何遍か
「1時間唱えたら何遍になるのか」は、唱題の記録をつけはじめた人がまず知りたくなる数字です。
結論:唱える速さによる
身も蓋もない答えですが、人によって違います。よく使われる目安である56遍/分で計算すると、1時間はおよそ3,360遍です。
ただしこれは目安にすぎません。速さが違えば結果も変わります。
| 唱題速度 | 1時間あたり |
|---|---|
| 40遍/分(ゆっくり) | 2,400遍 |
| 56遍/分(目安) | 3,360遍 |
| 80遍/分(速め) | 4,800遍 |
同じ1時間でも、倍近い開きが出ます。「1時間で何遍か」を知りたいなら、まず自分の速さを知るのが近道です。
なぜ人によって違うのか
唱える速さは、次のようなことで変わります。
- 唱え方— 一語一語を丁寧に運ぶか、流れるように続けるか
- 息継ぎ— どこで区切るかで、1分あたりの回数は目に見えて変わります
- 場面— 一人のときと、声を合わせるときとでは速さが変わります
- 体調— 疲れているときは自然とゆっくりになります
ですから「正しい速さ」というものはありません。ここで言う唱題速度は、時間を遍数に言いかえるための換算値であって、上手下手を測る物差しではありません。
自分の速さを1分ではかる
1分あればわかります。1時間唱える必要はありません。
時計だけでできるやり方
- スマートフォンのタイマーを1分にセットします
- いつもの速さで唱えはじめます
- 10遍ごとに指を1本折るなど、数えやすい区切りで印をつけます(1遍ごとに数えると唱題の妨げになります)
- 1分たったら「印の数 × 10」が1分あたりの遍数です
数回やってみて、だいたい真ん中くらいの値を採ると安定します。
画面を押して数える
WEB唱題表に登録すると、1分のカウントダウンを出して押した回数から自動で計算する画面が使えます。マイクは使わないので、静かな場所でなくても構いません。測った値はそのまま設定に反映できます。
測ったあとにすること
自分の唱題速度がわかったら、あとは記録するだけです。唱えた時間を記録しておけば、遍数は自動で計算できます。
なお、あとから速さを測り直して値を直しても、記録した時間そのものは変わりません。遍数の表示だけが新しい値で計算し直されます。だからこそ、最初は目安のままで始めて構わないのです。
速い・遅いに優劣はない
数字が出ると、つい他人と比べたくなります。しかし唱題速度は換算のための数字であって、それ以上の意味はありません。ゆっくり唱える人が1時間で2,400遍、速い人が4,800遍でも、同じ1時間を唱えたことに変わりはありません。
気にするなら遍数より、続いているかどうかのほうです。