唱題の目標の立て方
唱題を記録し始めるとき、たいてい最初につまずくのが「目標を何遍にすればいいのか」です。100万遍と書いてある紙を見たことがある方も、1万遍で十分だと聞いた方もいるでしょう。
結論から言うと、正しい数はありません。ただ、決め方には続けやすい順序があります。
遍数から決めない
「30万遍にしよう」と先に数を置くと、その数が大きいのか小さいのか、どれくらいで届くのかが分かりません。見当がつかない目標は、達成できるかどうかも分からないので、途中で放り出しやすくなります。
順序を逆にします。
- 1日にどれくらい唱えられそうかを決める
- どれくらいの期間で区切るかを決める
- その2つを掛けたものを目標にする
決めるのは1日の時間と期間で、遍数は結果として出てくるだけです。
1日の時間から逆算する
唱題速度の目安(56遍/分)で計算すると、ひと月(30日)でおよそ次のようになります。
| 1日 | 1日あたり | ひと月(30日) | ひと月の唱題時間 |
|---|---|---|---|
| 15分 | 約840遍 | 約2.5万遍 | 8時間 |
| 30分 | 約1,680遍 | 約5.0万遍 | 15時間 |
| 60分 | 約3,360遍 | 約10.1万遍 | 30時間 |
ここから期間を掛けます。「1日30分を3か月」なら、およそ15万遍です。自分の速さで計算し直したいときは換算ツールをお使いください。
期間は1か月か3か月から
期間の目安は次のとおりです。
- 1か月 — 初めて記録をつける方に。短いので、届いたかどうかがすぐ分かります
- 3か月 — いちばん扱いやすい長さ。生活の波(忙しい週、体調の悪い週)が1回か2回は入るので、現実に近い量が見えます
- 1年 — 慣れてから。長いぶん、途中で一度も振り返らないと放置になりがちです
迷ったら1か月にしてください。短い目標を達成して立て直すほうが、長い目標を一度立てて忘れるよりも積み上がります。
少なめに置く
目標を立てるときは気持ちが高まっているので、多くの方が実際に続けられる量より多く置きます。そして2週目に届かなくなり、記録そのものをやめてしまいます。
だから、「これなら間違いなくできる」と思う量の、さらに少し下に置いてください。余った日は好きなだけ唱えればよく、目標を超えたぶんはそのまま記録に残ります。上限として働くものではありません。
達成したら、次を立てる
目標に届いたら、開始日を「達成日の翌日」に更新して次の目標を立てます。達成日と同じ日にすると、その日の分が新しい集計にも二重に入ってしまいます。
開始日を変えても過去の記録は消えません。数え始めの位置が動くだけで、これまで唱えた時間はそのまま残ります。
次の目標は、前回と同じでも構いません。毎回増やさなければいけない決まりはありません。
届かなかったとき
期間が終わって目標に届かなかったとき、やることは目標を下げることです。
これは負けではありません。届かなかったという事実は、その目標が自分の生活に合っていなかったことを教えてくれただけです。合っていない数字を置き続けるほうが、記録から遠ざかります。
それに、届かなかった期間にも唱えた時間はあります。目標に届いていなくても、唱えた分はすべて記録に残っています。ゼロだったわけではありません。
続けること自体が難しくなっているときは、唱題が続かないときにもあわせてお読みください。
数字を見なくてよい日もある
目標は方角を決めるための道具で、成績表ではありません。祈りたいことがあって唱えている日に、残り何遍かを気にする必要はありません。
記録は、あとから振り返ったときに「これだけ積み重ねてきた」と分かるためにあります。数えるのは、そのための手段です。
このアプリでの決め方
プロフィールで決めるのは「目標(万遍)」と「開始日」の2つだけです。目標は100万遍まで入れられ、どちらも途中でいつでも変えられます。
入力する場所や画面の見方は使い方の「目標の立て方」にまとめてあります。